100%バイオ由来熱安定ゴム

製品概要

非可食由来バイオマスのみを原料に用いた熱硬化性エラストマー

熱硬化
非可食由来バイオマスを100%使用した無溶媒液状タイプの熱硬化性エラストマーです。
熱硬化時のガス発生はなく、硬化後は、-50℃~300℃まで安定した粘弾性、250℃までの耐熱分解性等、 特長的な物性を示します。

想定用途

FRP、プリプレグ、塗料、セラミックなどの各種バインダーとしての活用が期待されます。
また、溶剤希釈可能ですので、紙や繊維への含浸補強にも活用できます。

製品ラインナップ

項目 単位/条件 熱安定バイオゴム(Soft)
開発品 PR-X22129
熱安定バイオゴム(Hard)
開発品 PR-X23133
タイプ 低硬度、残炭0 高硬度
不揮発分 %/135℃ 100 100
粘度 mPa・s/25℃ 6,000 29,000
固定炭素 %/800℃ 0 16
推奨希釈溶剤 MEK Ethyl acetate Toluene MEK Ethyl acetate Toluene
  • 未硬化の液状エラストマーです。熱硬化させてご使用ください。
  • 溶剤希釈も可能です。

硬化物の硬度が異なる2種類のラインナップを取り揃えています。

開発品PR-X22199(ソフトゴムタイプ)

低硬度タイプの熱安定バイオマスゴムです。
250℃までの耐熱分解性を有しますが、それ以上の高温下で熱分解させたとき、タール状の分解物(ヤニ・スス)などの残留物が一切発生しません。

硬化前と硬化後写真
◎特長
  • 100%非可食バイオマス由来ソフトゴム
  • 低硬度タイプの熱安定バイオマスゴムです。
    250℃までの耐熱分解性を有しますが、それ以上の高温下で熱分解させたとき、タール状の分解物(ヤニ・スス)などの残留物が一切発生しません。
◎硬化特性

ゲル化時間 @200℃ 160sec

硬化後の物性

◎粘弾性挙動
粘弾性挙動のグラフ
◎含浸紙物性
含浸紙物性
含浸紙物性棒グラフ

熱分解挙動

◎空気中での熱分解挙動
空気中での熱分解挙動グラフ
◎窒素中での熱分解挙動
窒素中での熱分解挙動のグラフ

開発品PR-X23133(ハードゴムタイプ)

高硬度タイプの熱安定バイオマスゴムです。

硬化前と硬化後写真
◎特長
  • 100%非可食バイオマス由来ソフトゴム
  • -50~300℃まで安定な粘弾性、250℃まで耐熱分解性
◎硬化特性

ゲル化時間 @200℃ 160sec

硬化後の物性

◎粘弾性挙動
粘弾性挙動グラフ
◎含浸紙物性
含浸紙物性グラフ

熱分解挙動

◎空気中での熱分解挙動
空気中での熱分解挙動
◎窒素中での熱分解挙動
窒素中での熱分解挙動

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