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PrimeSurface®論文紹介

Enhanced chondrogenic differentiation of iPS cell-derived mesenchymal stem/stromal cells via neural crest cell induction for hyaline cartilage repair

Zujur D, Al-Akashi Z, Nakamura A, Zhao C, Takahashi K, Aritomi S, Theoputra W, Kamiya D, Nakayama K and Ikeya M

Front. Cell Dev. Biol. 11:1140717. https://doi.org/10.3389/fcell.2023.1140717

Copyright: © 2023 Zujur, Al-Akashi, Nakamura, Zhao, Takahashi, Aritomi, Theoputra, Kamiya, Nakayama and Ikeya.

幹細胞治療法による軟骨組織修復
~軟骨組織再生に向けた新たなアプローチ~

背景

軟骨組織は血管が不足しており、細胞の増殖と分化を促すために必要な十分な血液供給がないため、損傷した軟骨を修復することは困難でした。

本研究の成果

本研究では、ヒトiPSC由来iMSCsを用いた培養法を開発し、ゼノフリーで軟骨組織を生成することに成功しました。この方法では、神経堤細胞の誘導により、軟骨スフェロイドを生成することができました。また、成長因子と低分子誘導体の組み合わせにより、軟骨形成能を向上させることも示されました。
これらの研究結果は、幹細胞に基づく軟骨修復のための革新的な細胞リソースを提供し、軟骨組織のバイオファブリケーションにも応用可能性も示唆されました。

本研究におけるPrimeSurface®の使用方法

軟骨スフェロイドの形成にPrimeSurface® 96Uプレートが使用されました。

播種密度 :     2✕104 cells/well
培地 : hMSC Chondrogenic Basal Medium (PT-3925) and hMSC Chondrogenic SingleQuots™ Kit Supplement (PT-4121)
培地交換 : 3-4日に1回
形成された
スフェロイド
の特徴
: 従来法よりも豊富なプロテオグリカンを含む
軟骨形成マーカーの発現
互いに融合できる
軟骨スフェロイドの形成にPrimeSurface® 96Uプレート使用

【図の説明】

A: 軟骨形成マーカーのmRNA発現とアルシアンブルー染色で軟骨分化誘導条件の検討
B, C, D: スフェロイド培養時の軟骨分化誘導条件検討
E, F: 分化された軟骨スフェロイドにおける軟骨形成マーカーのmRNA発現と免疫染色
G: 分化された軟骨スフェロイドの融合例

※詳細は論文をご参照ください


品番 品名 ウェル数 ウェル
底形状
ウェル
容量
包装 参考単価
(円)
参考ケース
価格 (円)
MS-9096U PrimeSurface®
96Uプレート
96 透明 U底 300 μ 1/包, 20/ケース 1,730 34,600

注記

  • 放射線滅菌済
  • 保管温度: 室温, 有効期限: 製造後2年
  • 参考価格(本体価格・税抜)