SDGsの取組み

SDGs貢献への考え方

SDGs貢献への考え方

当社グループのSDGsの取り組みは、「SDGsの取り組み=社会のニーズ=当社の事業目的・基本方針(社是)」としてほぼ等しくつながっているという理解のもとに行われています。SDGsは当社グループがプラスチックメーカーとして進むべき方向を示してくれる拠り所の一つであると考えています。SDGsは17の目標と、それらを達成するための169の具体的なターゲットで構成されていますが、当社グループの事業分野、強みが生かせる目標を重点領域目標として「6+1」と定めています。サステナビリティ推進に向けた経営の重要課題として、環境・社会価値の創造を挙げており、その中でSDGs貢献に取り組んでいます。当社グループの製品・技術・活動のうち、SDGsに貢献するものをSDGs貢献製品・貢献技術・貢献活動として認定しています。ターゲットが適切に選択されていること、具体的な説明が実データもしくは公開情報に基づき客観的な数値により示されていることを判定基準とし、SDGs推進委員会で認定し、サステナビリティ推進委員会で承認を行っており、年々売上収益におけるSDGs貢献製品比率は高まっています。

SDGs貢献製品・貢献技術・貢献活動認定の流れ・実績・目標

当社グループは2018年度より、製品・技術・活動のうち、SDGsに貢献するものをSDGs貢献製品・貢献技術・貢献活動として認定しています。

【認定対象】

下記の(1)~(8)の認定対象を一つ以上満たすものを対象とする。

重点領域のSDGs目標

  • (1) 目標3:健康と福祉の促進に資するもの
  • (2) 目標7:エネルギー効率の改善、新エネルギー(蓄エネルギー含む)の実現に資するもの
  • (3) 目標8:働きがいと経済成長に資するもの
  • (4) 目標9:環境に配慮した技術の拡大、産業と技術革新の基盤に資するもの
  • (5) 目標12:廃棄物(食料を含む)、有害物質の削減や環境負荷低減に資するもの、リサイクル、省資源化の実現に資するもの
  • (6) 目標13:気候変動への対策、気候災害・自然災害への適応能力の強化に資するもの
  • (7) 目標14:海洋・海洋資源の保全・利用、海洋汚染の防止・削減に資するもの重点領域以外のSDGs目標
  • (8)上記の目標3、7、8、9、12、13、14以外のSDGs17目標のうち、一つ以上の目標達成への貢献に資するもの

【2023年度実績】

売上収益1,778億円 売上収益比率61.9

【目標】

2030年度売上収益比率70%以上

【認定の流れ】

審査項目と判定基準

  • 貢献についての具体的な説明:実データもしくは公開情報に基づき客観的に数値により示されていること
  • 貢献するSDGs目標:適切に選択されていること
審査項目と判定基準

SDGs貢献製品・貢献技術の売上収益(連結)

SDGs貢献製品・貢献技術の売上収益(連結)

※ 売上収益比率は、SDGs貢献製品・貢献技術の売上収益÷売上収益(国際会計基準ベース)により算定しています。

新たに認定されたSDGs貢献製品

パワー半導体用バッファーコート材

パワー半導体用バッファーコート材

パワー半導体の絶縁保護膜としてはこれまでネガ型バッファーコートが使用されており、有機溶剤現像液が使用されていました。ポジ型バッファーコートの課題であった下地材との密着性を改善、アウトガスの発生を解決することでパワー半導体に適用可能となりました。これにより、本製品を適用することで、現像機を有機溶剤からアルカリ水溶液へ置き換えることが可能となり、化学物質の放出削減に貢献します。

12.4

化学物質の放出削減

代表的なSDGs貢献製品

熱線カットポリカーボネートシート

熱線カットポリカーボネートシート

「ポリカエース®」熱線反射グレードは特殊な熱線反射フィラーをポリカーボネート層に練り込むことにより、従来の熱線吸収グレードよりもさらに高い熱線カット効果を実現しました。(熱線カット率79%)
高い熱線カット効果によるプレート下部への熱低減が省エネルギー・快適性に貢献します。また、パネルは光沢のあるシルバー色調で幅広い用途に使用できます。

9.4

環境配慮技術拡大

13.1

気候災害・自然災害に対する適応能力強化

13.2

気候変動対策

パワーモジュール用液状エポキシ樹脂

パワーモジュール用液状エポキシ樹脂

パワーモジュール(ケースタイプ)の封止を従来のシリコーンゲルから本製品にすることで、素材が持つ高耐熱性と低線膨張係数により、常温から高温時の接合部材などへの応力が低減し、パワーモジュールの長期信頼性向上に貢献します。

7.3

エネルギー効率改善

9.4

環境配慮技術拡大

13.2

気候変動対策

イレウスチューブシリーズ

イレウスチューブシリーズ

イレウス(腸管の狭窄・閉塞)に対して、鼻・肛門から挿入したチューブを介して腸管内の減圧・吸引を目的に使用される製品であり、特に早期イレウスに対する初期治療で改善が認められます。
未使用時に比較して、保存的治療から外科手術へ移行する割合を大幅に抑制することで患者の術後社会復帰、クオリティオブライフ向上に貢献します。

8.1

一人当たりの経済成長持続

防水シート一体型ソーラーアンカー

防水シート一体型ソーラーアンカー

本防水アンカーは、防水施工後の取り付けを可能とし、施工が簡易となります。シートと一体化することで、防水の信頼性も高くシート防水と同じ保証年数と長期かつ固定強度もソーラーパネル発電保証強度の2倍以上と十分な信頼性を確保でき、ソーラーパネルの設置信頼度の向上、それに伴う発電に貢献します。

13.1

気候災害・自然災害に対する適応能力強化

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