蘇州住友電木有限公司 半導体封止材新工場の竣工式について

2024年9月25日


住友ベークライト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:藤原一彦)は、半導体封止材の中国グループ会社(蘇州住友電木有限公司)において2022年に新規に土地を取得、新工場を建設してきました。
この度、新工場が完成し、2024年9月20日に竣工式を行ったことをお知らせいたします。


蘇州住友電木有限公司 半導体封止材料の新工場について

住友ベークライトは半導体封止材において、世界でトップとなる約40%のシェア(当社推定)を有しています。
中国市場では1997年より生産を開始し、2021年7月には現工場へのライン増設を行うなど、顧客ニーズに対応するため、伸長を続ける中国市場で生産能力を拡大してきました。
この度、新工場が完成し、9月20日に蘇州工業園区管理委員会および、官庁関係者、建設にあたってご尽力をいただいた方々をお招きし、竣工式を執り行いました。新工場は正式稼働に向けた作業を進め2025年に本格的な量産を開始する予定です。

蘇州住友電木有限公司 半導体封止材料の新工場  

新工場は、蘇州工業園区内に新たに土地を確保、工場を建設し、中国内の生産能力を1.3倍に拡大することで十分な供給能力を確保します。今後、さらに拡大が見込まれる中国市場に向けて、スマートフォンやパソコン、家電用途などの半導体関連に加えて、パワーデバイスやモビリティ用途、さらには先端AI用途においても中国市場でのシェアを高めていきます。

また、同工場は最新の生産工場として、工程自動化、AI 、IoTによる自動工程監視に加え、中国で厳しくなりつつある安全・環境規制に対応するため、再生可能エネルギー由来の電力を全面的に採用し、エネルギー利用の高効率化を図ります。加えて最新の環境保護装置を導入し、安心・ 安全で環境に負荷が少なく、且つ省エネルギーで生産することでカーボンニュートラルの実現にも寄与します。

住友ベークライトは半導体封止材の生産拠点を日本、シンガポール、台湾そして中国の4拠点に有し、主要市場に対して安定供給を図る世界戦略を展開、各地域の顧客ニーズに的確かつ、スピーディに応え、事業拡大を目指します。

蘇州住友電木有限公司新工場 竣工式

住友ベークライト株式会社 副社長 稲垣 昌幸

住友ベークライト株式会社
副社長 稲垣 昌幸

今回新たに建設したこの工場は中国政府が主導する中国製造2025にタイムリーに応えるために投資を決断したものです。
また、スマートファクトリーを目指した当社グループの最先端の技術を導入した戦略的施策となります。
今後は、当社グループの戦略的な拠点として半導体産業のさらなる発展に貢献してまいります。


蘇州住友有限公司新工場概要

所在地 :   江蘇省蘇州市工業園区江浦路102号
敷地面積 約60,000㎡
操業開始予定 2025年 本格的に量産開始予定
主要生産品目 半導体封止用エポキシ樹脂成形材料
投資金額 約66億円
(土地、建物、生産ライン、付帯設備などを含む)
蘇州住友電木有限公司 半導体封止材料の新工場前全景

蘇州住友電木有限公司 半導体封止材料の新工場全景  


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本件に関するお問い合わせ

住友ベークライト株式会社 情報通信材料営業本部
TEL: 03-5462-4015