2022年12月27日
住友ベークライト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:藤原一彦)のベルギー子会社であるSumitomo Bakelite Europe NV(以下SBE)が製造するフェノール樹脂について国際的持続可能性カーボン認証/ISCC PLUS(International Sustainability and Carbon Certification)認証を住友ベークライトグループで初めて取得しましたのでお知らせいたします。
ISCC PLUS認証取得について
ISCC(International Sustainability and Carbon Certification、国際持続可能性カーボン認証)は主にバイオマスの認証制度として既に世界で認知され欧州では広く普及しています。
今回SBEが認証を取得したISCC PLUS認証は、マスバランス方式※で製造されたバイオマス原料や再生原料等の製品をサプライチェーン上で管理・担保する認証制度です。
ISCC PLUS認証の取得後、マスバランス方式で持続可能成分が割り当てられて製造された製品には、持続可能原料毎に規定されたISCC認証マークを付与して販売することができ、サプライチェーンの透明性を確保することで原材料が持続可能であることを証明することが可能となります。
認定を取得した会社/対象製品
- Sumitomo Bakelite Europe NV(SBE)/フェノール樹脂
住友ベークライトグループの取り組みについて
昨今、地球環境問題への取組みのために、GHG(温室効果ガス)排出量削減とともに、より環境にやさしい製品の製造・開発が多く求められてきています。住友ベークライトグループとして掲げている「プラスチックの可能性を広げることで、持続可能な社会を実現する」というパーパスのもと、長期的な視点をもって活動することが必要と考え、2018年度に定めた最終年を2050年とする「環境ビジョン2050(ネットゼロ)」に定め、グループ全体で活動を推進しています。
Sumitomo Bakelite Europe NV 概要
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ISCCについて
ISCC(International Sustainability and Carbon Certification)認証は世界初のバイオマス、バイオエネルギーの国際持続可能性カーボン認証制度です。これまで120以上の国で、延べ42,000件以上が認証されています。(2022年12月現在/延べ数)
※マスバランス方式
マスバランス方式とは、製品を原料から加工し流通させるプロセスにおいて、ある特性を持った原料とそうでない原料が混合される場合に、特性を持った原料の投入量に応じて、生産する製品の一部にその特性を割り当てる手法のこと。
本件に関するお問い合わせ
住友ベークライト株式会社 高機能プラスチック製品事業本部