2021年3月18日
住友ベークライト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:藤原一彦)は、ミニ/マイクロLEDディスプレイ向け感光性材料スミレジンエクセル® CRXシリーズを開発し、実用検証を開始いたしましたのでお知らせいたします。
開発の背景
住友ベークライトは、1997年に世界で初めてポジ型感光性半導体ウェハーコート樹脂(スミレジンエクセル® CRCシリーズ)の量産を開始させ、20年以上の販売実績を有しておりますが、この度当社では本感光性絶縁材料技術をベースに、マイクロLEDディスプレイ向けに新たに材料設計し、CRXシリーズを開発しました。
ミニ/マイクロLEDディスプレイは、高輝度・高コントラストなどの特長から屋外ディスプレイやARグラスなどの用途に好適な次世代ディスプレイとして大きな注目を集めており、2022年頃から量産本格化すると言われております。しかし、その製造は難易度が高く、LEDチップの高密度実装のために微細加工性や、絶縁信頼性、高密着性を有する感光性絶縁材料が必要になると見込まれています。そこで半導体ウェハーコート分野で培った当社感光性絶縁材料技術を活かすとともに、プロセス設計自由度に貢献するべく、追加機能を付与したサンプルも準備いたしました。追加機能としては、低温硬化性、高透明性、部品接着性、厚膜加工性が挙げられます。各用途に応じて必要な機能を付与した製品を提供いたします。
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すでにいくつかのディスプレイメーカーで評価が開始されており、2022年製品量産化を目指しています。当社は、CRXシリーズで、将来数十億円規模の拡販を狙います。 |
関連情報
本件に関するお問い合わせ
住友ベークライト株式会社 スマートコミュニティ市場開発本部
Tel:03-5462-7015
E-mail: exh-SCM@ml.sumibe.co.jp