当社バイオ事業『S-BIO』がPharma Tech Outlookによる2020年「バイオ分析サービス企業トップ10」に選出

2021年2月19日

住友ベークライト株式会社（本社：東京都品川区、社長：藤原一彦）は、バイオ事業『S-BIO』が米国のライフサイエンス誌「Pharma Tech Outlook｣^※ により、2020年のバイオ分析サービス企業トップ10に選出されたことをお知らせいたします。

当社グループは米国において、2015年より海外関連会社Vaupell Holdings, Inc.を拠点にてS-BIOのブランド名で営業活動を開始し、製薬企業、バイオ企業、アカデミア顧客に糖鎖分析関連製品、3次元培養器などのバイオ器材の販売を行ってまいりました。この度の受賞は、そのうち糖鎖分析関連の取り組みが高く評価されたものです。

当社グループはS-BIO糖鎖トータルソリューションとして、糖鎖研究、糖鎖分析のニーズに的確かつフレキシブルに対応する製品・サービスを提供しています。抗体医薬の糖鎖分析キットならびに自動化システムの国内外抗体医薬品企業による採用が進み、抗体医薬品の研究開発や品質評価の効率化に寄与しています。2019年にはバイオ医薬品の研究開発や新たな診断法の開発に貢献するO型糖鎖分析キットを発売し、特に海外からの需要が増加しています。顧客サンプルの糖鎖解析を引き受ける受託解析サービス事業も伸長しており、糖鎖分析のアウトソーシングのニーズに応えることはもとより、疾患バイオマーカー探索など新しい発見につながる研究をサポートしています。

また糖鎖アレイ、レクチンアレイといった解析ツール・技術により、糖鎖とタンパク質の相互作用解析をサポートし、感染症研究や創薬研究などの基礎研究を支援しています。これらの製品・サービスを今後も拡充し、「糖鎖研究・分析のグローバルワンストップサービス」を提供することでヘルスケア産業をサポートし、ひいてはQOL向上に寄与してまいります。