住友ベークライト株式会社及び九州住友ベークライト株式会社
グリーンアジア国際戦略総合特区 法人指定のお知らせ

住友ベークライト株式会社
九州住友ベークライト株式会社
2021年11月24日


住友ベークライト株式会社(本社:東京都品川区)及び、九州住友ベークライト株式会社(福岡県直方市)は、このたび、福岡県よりグリーンアジア国際戦略総合特区の指定法人に指定されましたので、お知らせいたします。

当社グループでは「環境・社会適合性の高い経営」を理念とし、安心・安全の提供とともに、環境との調和、社会との共生を目指しています。今回の指定を受け、住友ベークライト株式会社及び九州住友ベークライト株式会社では、国際戦略総合特区の制度を活用し、電力損失を大幅に低減させるパワー半導体の基板用材料の研究・開発を強化します。

グリーンアジア国際戦略総合特区について

グリーンアジア国際戦略総合特区は、総合特別区域法に基づき、2011年に福岡県、北九州市、福岡市が、国から指定を受けたものです。「アジアと環境」を軸に、地域に蓄積された産業・技術・人材・ネットワーク等の強みを生かし、「環境配慮型製品の開発・生産拠点の実現」など4つの柱に沿って事業展開されています。

国際戦略総合特区の指定法人は、建屋建設・設備導入等の投資を行う際、一定の条件を満たす場合、課税の特例措置を受けることができます。

当社の特区法人指定について

電力を効率よく制御するパワー半導体は、家電製品からロボットなどの産業用機械、鉄道、ハイブリット自動車、電気自動車など幅広い用途で使用され、今後世界的にさらなる需要拡大が見込まれており、当社はパワー半導体の基板用材料である、封止材の生産、研究・開発を行っております。

今回、従来の封止材では実現できなかった、耐熱性、信頼性及び放熱性に優れた、新たな低損失パワー半導体向け封止材の研究・開発の取り組みが、グリーンアジア国際戦略総合特区事業の一つである「環境配慮型高機能・高パフォーマンス製品開発・生産拠点の構築」の事業趣旨に合致することから、指定法人の指定を受けることとなりました。

パワー半導体向け封止材の研究・開発設備の増強について

当社は、さらなる耐熱性、信頼性及び放熱性に優れた製品の研究・開発を行うため、設備の増強を行います。

【九州住友ベークライト設備投資の概要】

本事業実施場所:福岡県直方市上境40番地1
事業実施期間:2021年11月22日~2024年11月21日
取得台数:計11機
投資総額:約4億円

交付書授与式の様子

左から:服部 誠太郎氏(福岡県知事)、倉知圭介(九州住友ベークライト社長)、香原 勝司氏(福岡県議会議員)

「グリーンアジア国際戦略総合特区」にて指定法人として認定されることが決定し、11月22日福岡県庁にて交付式が行われ、服部 誠太郎福岡県知事から法人指定書の交付書が九州住友ベークライト社長 倉知圭介に授与されました。



本件に関するお問い合わせ

九州住友ベークライト株式会社

TEL: 0949-23-1911  info@sumibe.co.jp