ご紹介
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今月ご紹介するのは、信濃国 中井ぶどう畑の「ぶどう」です。 信濃国 中井ぶどう畑は、中井代表が長野県須坂市での就農・移住を決めて誕生したフレッシュなぶどう園です。須坂市のある須高地域は県下有数の果樹産地、その恵まれた育成環境で、ぶどうを土づくりから安全・安心にこだわって栽培、通信販売のメリットを生かして、一番おいしいときに収穫し、お客様にお届けすることを最大のメリットとし人気を得ています。 信濃国 中井ぶどう畑では現在、シャインマスカットとナガノパープル、巨峰をメインに栽培し出荷していますが、物流会社に勤務経験のある代表が、栽培と同じくらいこだわったのが物流です。いくら手間をかけておいしいぶどうを収穫し出荷しても、流通段階で何か問題が発生し、品質が保持できなければ台無しになってしまう。代表が就農研修中に出会ったというP-プラスは、出荷を始める段階で採用していただき、鮮度と品質、そして大事な信用を守るお手伝いをさせていただいています。 |
ご存じのように台風19号の影響によって長野県でも千曲川流域で甚大な被害が発生しました。幸い中井様の畑は、被害はなかったとのことですが、周辺環境の大変厳しい中、取材をお引き受けいただきました。
完熟したぶどうをスピーディに出荷
長野県の北東部に位置する須坂市は、周辺の小布施町、高山村とともに「須高地域」と呼ばれています。なだらかな坂が続く扇状地になっているのが特徴で、豊富な日照時間と生育期間中の昼夜の温度差、更に水はけの良い土壌を有し、おいしい果物を作るには最適な土地です。県下有数の果樹産地であることから「フルーツ王国」とも称されおり農業生産額の80%を果樹で占めています。りんご、ぶどうは長い歴史を持ち、ぶどうやりんご、プルーンなどの栽培が盛んに行われ、それぞれにオリジナル品種が多種存在。生産量はいずれも県内トップクラスとなっており、果樹の総合供給産地として市場、消費者から高い評価を受けています。
「信濃国 中井ぶどう畑」の代表である中井竜佑さんは、36歳のときに物流会社を辞めて脱サラ。関西からご家族でこの地に移住し、二年間の就農研修を経て独立を果たし、この農園を開業したのだといいます。こだわっているのは土づくり。除草剤をいっさい使わず、肥料も有機物100%のものを使用しているのだそうです。「土中の微生物を大切に守りながら多様性を育み、安心・安全な農産物の栽培に取り組んでいます」と中井さんは説明します。
これらの取り組みに関しては、すぐに効果が出るものではなく、長期に渡る取り組みが必要なのだとか。「手間もかかりますが、それでも、自分が食べたいか?自分の子どもに安心して食べさせることができるか?と考えたら、その手間を惜しむべきではありません。最終的には自分の農園を信用して購入してくださるお客様に対して、悪いものは提供したくないという、そんな強い思いがありました」。フルーツ王国須高では、果樹試験場で育成されたオリジナル品種が数多く栽培されています。その代表的なものとして、ぶどうの「ナガノパープル」などのオリジナル品種が多数あります。
中井ぶどう畑では、現在はシャインマスカットとナガノパープル、巨峰をメインに栽培。今年からその他にも、合計28種類もの種を植えているのだとか。
「すべて皮ごと食べられて種のない品種にこだわって、試験的に栽培。おいしいものはお客様に提供できるし、自分の勉強にもなります。そういった意味で自分自身も、今年からぶどうの育種にもチャレンジしています」
「信濃国 中井ぶどう畑」のぶどうの最大の特徴は、絶妙な収穫のタイミングの見極めとスピーディな出荷なのだとか。
「ぶどうはキウイやバナナと違って、収穫した後に追熟しない果物。青いうちに収穫して食べ頃になる期間を経て出荷する果樹とは違い、ぶどうは、収穫してからは決して糖度が上がることはありません。収穫するまでに、いかに糖度を上げるかが勝負です。樹木になっている時にしか熟しませんから、もっともおいしい瞬間を見極めて収穫し、すぐに出荷します。これは大型スーパーにもどこにもできない私たちの特徴であり強みでもあります」
その徹底的なこだわりから生まれるぶどうは非常に好評を博しており、インターネットを介した直販で購入していただく個人客が飛躍的に増えたのだといいます。
「今年は口コミで広がってお客様が一気に増えました。リピート率も高く、ワンシーズンで4回も購入してくれた熱烈なファンもでき、大きな手応えを感じています」
独立前からP-プラスを使うと決めていた
そんな中井さんとP-プラスの出会いは、今から三年前、まだ独立して農園を持つ前にさかのぼります。研修生だった時代に、東京ビッグサイトで開催していた施設園芸・植物工場展(GPEC)に参加。そこに展示されていたP-プラスを一目見て、“絶対に使いたい”と思ったのだといいます。
「脱サラして農業をはじめようと思い立ったときから、直販を中心とした自立した農園を作りたいと思っていました。そのためにこだわりのぶどうを作って、もっともおいしい状態で出荷して、品質を保持したままお客様のお手元に届けたいと、当時から考えていました。P-プラスを使用すれば、自分の理想をかなえられると感じました」
その日、パンフレットを持ち帰り、大切にとっておいたという中井さん。独立してからすぐ、住友ベークライトに電話で問い合わせを入れたのだといいます。
「品質保持効果の高さは資料に掲載されていた実験結果で理解していました。ですから、一応の確認のために実際の配送状況に合わせた簡単なテストをして、採用を決めました」
さらに物流会社に勤務していた経験から、手塩にかけたぶどうを大切に扱ってくれると確信した物流会社と契約。流通体制をしっかり固めたうえで出荷を開始したのだといいます。
「実際に使ってみると、ぶどう用に設計されたP-プラスは非常に袋に入れやすいと感じました。研修の時に使っていた安価な袋は閉じにくいし、少し安っぽく見えました。ところがP-プラスに入れると、ぶどうがすごく綺麗に見えて高級感が演出できることがわかりました。もちろん、鮮度も品質も維持ができますので贈答用はもちろんですが、今はご自宅用の発送にも採用し、完熟したぶどうの美味しさを購入していただいた皆さんにお楽しみいただけていると思います。」
やがては観光農園を開きたい
その日の朝に収穫したばかりのぶどうをP-プラスに封入して、そのまま出荷していますが、届いた後にお客様が召し上がる前に多少冷蔵庫で寝かしたり、たとえ荷物の遅延がおきたりしても大丈夫。北海道や沖縄のお客様にも安心してお届けできています。このようなP-プラスの鮮度保持力がリピーターを呼んでいるのではないか、後ろから支えてもらっているように感じています」 今後は直売所を設置したいという中井さん。そのためには今、実験的にトライしているたくさんの品種のぶどうを育て、個人宅配もどんどん引き受けていきたいと語ります。 「多くのお客様の支持を集めるために、これからも、鮮度・品質の保持、見栄えの点においてP-プラスに助けていただければと思います。そして行く行くは農地を広げ、観光農園にするのが夢です」 |
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P-プラスの鮮度保持力で、チャレンジを続ける中井さんの、大きな夢をかなえる後方支援ができたら嬉しい限りです。
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