ご紹介
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今月ご紹介するのは、JAおおいたの「大分味一ねぎ」です。 JAおおいたは大分県下17のJAの合併によって発足した大型のJAです。スケールアップした体制のメリットを活かして県が進める統⼀ブランド戦略の⼀環として誕生した「大分味一ねぎ」。今年発足10周年を迎えた「大分味一ねぎ生産部会」を中心に安全で安心して食べられる小ねぎを生産。より安定した流通の実現のためにP-プラスを採用していただいています。 |
統一ブランド化戦略により生まれた「大分味一ねぎ」
平成20年6月に発足し、その後、大分県下17のJAの合併によって、県内のほぼ全域をカバーするに至るまで拡大したJAおおいた。味一ねぎパッケージセンターの植山場長は、「そのスケールメリットを生かし、大分県が進める統一ブランド戦略や品質管理の一元化に寄与しながら県域の生産・流通体制を確立。計画的な生産や産地の活性化を目指しています」と言います。
今回、こちらの記事でご紹介する「大分味一ねぎ」も、そのような統一ブランド戦略から生まれた農作物。元々、中津市、宇佐市、国東市、杵築市でそれぞれ生産し、別々にあった銘柄を統一して誕生したのだといいます。
「JAおおいたが発足した平成20年に、産地の活性化を図る目的で、「大分味一ねぎ生産部会」を設立。別々だった銘柄を「味一ねぎ」と名付け、ブランド化しました。『大分味一ねぎ』とは、大分県で生産される”小ねぎ“のブランド名。今や大分を代表する逸品です。一般的には“万能ねぎ”や“青ねぎ”などの名称で呼ばれ、多くの消費者の間で広く活用される、たいへんポピュラーな農作物のひとつです」
『大分味一ねぎ』の最大の特徴は、柔らかすぎず、硬すぎないバランスの良い食感にあるといいます。刻んだ時に“シャキ、シャキ”と弾むような弾力が実感できるのだとか。それらの魅力が育まれた要因は、生産地の恵まれた環境や立地的条件にあるといいます。
「大分北部は、周防灘に面した九州随一の穀倉地帯としても知られています。古くからの果樹園芸も活発に行われている肥沃な大地には、良質な有機物が多く含まれています」
小ねぎの生育にとって、理想的ともいえる土壌で夏場には60日、冬場は120日とじっくり日数をかけて育っているので、葉先までしっかりしていて、ビタミンやミネラルを多く含んだ、香り高くおいしい小ねぎに仕上がっているのだとか。
「『大分味一ねぎ』というブランド名の通り“味もピカイチ!”“香りもピカイチ!”大分県を代表する一品へと成長しました。現在では周年栽培・周年出荷が可能。夏場は薬味需要で繁忙期になります」
『大分味一ねぎ』の魅力は、食感や香り、味だけに留まりません。
「ネギにはビタミンA、C以外に骨粗しょう症を予防するカルシウムなどの栄養素が含まれています。白ネギよりも青ネギの方が、栄養分が比較的高いので、ネギの栄養成分を効率よく摂りたい方は、積極的に『大分味一ねぎ』を食べていただければと思っています」
さらに、ネギの匂いの素である「アリシン」という成分は、疲労の原因物質である乳酸を分解。疲労回復の作用や血行をよくし、身体を温める働きがあるといいます。また、殺菌・抗菌作用に優れるので、夏場は食中毒の予防や夏バテ予防に薬味として、冬は風邪の予防にと、その効能を期待されて昔から広く活用されてきました。
「『大分味一ねぎ生産部会』を設立した翌年には、広域集出荷施設が宇佐市に完成して、農家の負担の大きかった皮むきや結束作業を一本化し、省力化を図っています。また、『大分味一ねぎ』の魅力を正しく広く発信し、リピーターを増やすための活動にも注力しています。長期的な視野に立ち、次世代のファンもつくっていこうと、小学生とその家族を対象にした食育体験ツアーも実施。収穫作業の体験や小ネギを使った料理を食べてもらうなどの活動を通じ、交流や啓もう活動を行っています」
鮮度保持も重要な取り組みの一つ
多くの消費者に愛される『大分味一ねぎ』の生産者やJAおおいたとしては、とにかく安定した出荷を確保し、市場での認知度・需要を高める必要があると自覚。「安心安全な生産物を供給するために、太陽熱消毒や防虫ネットの利用など減農薬栽培を推進。人にも環境にも優しい栽培法に取り組んでいます」
また、鮮度保持も重要な取り組みの一つととらえ、様々な工夫が実行されてきたのだといいます。
「『大分味一ねぎ』のような葉ネギは、無包装の状態では葉の萎凋が激しく、かといって、有孔包装では葉の黄化や腐敗が発生し、密封包装では異臭が発生するなどの問題が挙げられていました。要するに、どんな方法で出荷しても、鮮度を保つことが難しく、この『大分味一ねぎ』の特徴である食感や味わいが、鮮度低下によって損なわれてしまうという、大きな課題があったのは確かです」
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『大分味一ねぎ』の鮮度保持のための新たな手法や、梱包資材を模索していた時、卸売市場よりP-プラスにて、比較試験をして欲しいとの要望を受けたのだといいます。 「卸売市場側の目的は、小売店における棚もちの改善ではあったのですが、それは私たちの望むところでもありました。すぐに試験を開始してみると、その差は明らかでした。この比較試験を経て、平成25年の夏からP-プラスを採用することになりました」 |
市場、流通、そして消費者の期待と信頼を守る
「流通の方より『棚もちが良くなって、鮮度劣化の改善が見られた』とのお言葉をいただきました。私たちは、『大分味一ねぎトレーニングファーム』などを通じた、生産者の育成に継続して取り組むことで、さらなる生産物の質の向上に努め、ねぎの魅力をしっかり消費者へとつないでいけるよう努力を続けていきます」
生産者やJAの職員の方々が作り、育て上げてきた大切な農産物のブランドを、私たちP-プラスも、流通段階における鮮度保持という側面からサポート。市場、流通、そして消費者の期待と信頼を守っていければと考えています。
お客様の情報
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JAおおいた 大分味一ねぎパッケージセンター 〒879-0162 「大分味一ねぎ」は大分県を代表する一品です。「大分味一ねぎ」は良質な有機物がいっぱい入った肥沃な土で、夏場は60日、冬場は120日とじっくり日数をかけて育っているので、ビタミンやミネラルを多く含んだ香り高いピカイチおいしい小ねぎに仕上がっています。名前の通り「味もピカイチ!」「香りもピカイチ!」な「大分味一ねぎ」ぜひご賞味下さい。 |