ご紹介
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今月ご紹介するのは山形県のJA庄内みどり「平田赤ねぎ」です。 |
「もっと出荷してほしい」といわれるねぎ
寒さにはなんといっても鍋がいちばん。冬の冷え込みを待っていたかのように、今年も山形・庄内から「平田赤ねぎ」が市場出荷されてきました。ここ数年の鍋ブームで、各地の煮て美味しいネギ"煮ネギ"が注目を浴びていますが、その中でもとりわけ市場での引き合いが強いのがこの太い一本ネギ「平田赤ねぎ」。茎の鮮やかな紅色が大きな特徴ですが、生では辛みがあるものの、鍋に入れて火を通すと、びっくりするような甘みと柔らかさに変身するネギだからです。卸売市場では、一般の白ネギの2~3倍高い相場がつきますが、それでも買い受ける小売商や仲卸業者たちからは「もっと出荷してほしい」といわれているほどのネギなのです。
細々と生産されてきた在来の野菜
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鍋物には多くの野菜類を入れますが、ハクサイやキノコ類と並んでネギも所詮は脇役の食材。にもかかわらず、このネギが卸売市場ではなぜそんなに人気なのでしょう。 |
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そんな言葉に励まされて、生産農家が集まり平成15年に「平田赤ねぎ生産組合」が結成されました。それ以来、増産へ向け本格的な取り組みが始まったのです。 |
産地側は、いかに赤ねぎの品質を落とさずに、高い評価を維持しながら拡大できるか、に最大の注意を払っています。太さ形を揃えることはもちろん、その大きな特徴である鮮やかな紅色が濃いものをA品として厳選。収穫時の色の保持や食味を落とさないために、鮮度保持フィルム(P-プラス)を早くから採用しているのも、高相場維持の秘訣です。 |
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「卸売市場で育てていただいた商品。これからも生産者と市場のパートナーシップで拡大していきたい。お陰様で部会活動は充実しており、若い生産者も増えています」と平田赤ねぎ部会一同。たしかに「いくら作っても、売れますよ」などと、卸売市場のプロたちから評価される野菜は、あまりありません。生産者はそんな言葉に大きな勇気を得て、拡大に取り組んでいるのです。市場も消費者も大歓迎です。 |
平田赤ねぎが伝統野菜良き先進事例となるように
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山形県の庄内地方は、全国的にみても在来野菜類がまだ多く残る地域。有名な「だだちゃ豆」を始め、「温海(あつみ)かぶ」「民田(みんでん)なす」「鵜渡河原(うどがわら)きゅうり」「外内島(とのじま)きゅうり」「小真木(こまぎ)大根」「藤沢かぶ」など地元の人々から長く愛されてきた伝統野菜も豊富です。ところが多くの品目は、生産維持の難しさや収益の低さなどから作る人が減り、静かに消えていく運命だといいます。しかし、この「平田赤ねぎ」が良き先進事例となり、現代に復活を果たす伝統野菜が増えてくることを期待しましょう。 |
お客様の情報
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JA庄内みどり 平田赤ねぎ部会 様 JA庄内みどりの商品は下記サイトにて通販で購入可能です。 |