社会課題解決に貢献する事業推進

VISION お客様の価値創造を通じて、「未来に夢を提供する会社」を目指す

社会の一員としての責任を果たし、ステークホルダーの期待に応えていくためには、企業の健全で持続的な成長と中期的な企業価値向上を一体となって考えていくことが重要です。住友ベークライトはプラスチックの高度な機能を創出する事業を通じて、ESG(環境・社会・ガバナンス)に配慮した経営に積極的に取り組んでいます。

事業を通じた社会課題解決

住友ベークライトグループの「基本方針(経営理念)」である「我が社は、信用を重んじ確実を旨とし、事業を通じて社会の進運及び民生の向上に貢献することを期する。」にもあるように、当社グループは技術革新によってプラスチックの可能性を広げることで、その時々の社会課題を解決してきました。その考え方に基づき、マテリアリティ(重点課題)を「環境との調和を意識した課題」「安全・安心を提供するための課題」「社会に影響を与える課題」「事業活動の基盤となる課題」と定め、社会課題を解決すべくESG経営に取り組んでいます。

マテリアリティの特定プロセス

住友ベークライトグループでは、解決すべき社会課題を認識し、ステークホルダーの期待や要請に応えるサステナビリティ活動を全社で一体となって推進していくために、2015年度にマテリアリティ(重点課題)の特定を行いました。2016年度以降も、特定したマテリアリティを見直しながら活動を継続しています。

1.特定

従来のサステナビリティ活動をベースに、GRIの「サステナビリティ・レポーティング・ガイドライン第4版」(G4)やISO26000などの国際的ガイドラインを参考として、課題を抽出

2.優先順位付け

抽出した課題について、当社グループとステークホルダーに対する影響度を評価し、社内協議を経て特に優先度の高い14項目を選定

3.妥当性確認

優先度の高い14項目について、社内各部門へのヒアリングを実施し、11項目へ絞り込む。その上で社外の専門家の検証と社内のレスポンシブル・ケア委員会※での妥当性確認を実施

4.レビュー

11項目のマテリアリティに基づいてサステナビリティ活動を推進するとともに、活動内容について社外専門家や従業員のレビューを実施。レビュー結果は今後の活動報告・計画に生かす

2016年度以降の取り組み

マテリアリティ項目をベースにPDCAを回す。また、マテリアリティと事業活動(提供価値)、SDGsとの関連性の整理・社内浸透を進める。さらにGRIスタンダードの要件に照らしたギャップ分析を実施

環境・社会・ガバナンスにおける住友ベークライトの活動とあるべき姿

当社グループのマテリアリティ項目は以下のとおりです。 ESGにおける事業を通じた活動とSDGsの目標を照合し、事業を通じた社会課題解決に貢献する事業推進を行い、SDGsの目標達成に資するよう、特定したマテリアリティ項目への取り組みを進めていきます。

2022年は、SDGsやISO26000、GRIスタンダードなどの国際的な枠組みや、幅広いステークホルダーの視点と、企業へのインパクトの視点の双方を考慮し、分野の見直しを行いました。

事業を通して社会課題解決

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