お知らせ
- 2023/05/09
ビオトープ見学を受け付けております。ご希望の方は見学申込要領をご覧ください。
静岡工場ビオトープ形成の取り組み
住友ベークライトは、事業活動において必要な原材料の調達、水・エネルギーの供給を自然の恵みから受け、一方で廃棄物や化学物質、CO2の排出、廃水などにより直接・間接的に自然環境に影響を与えていることを認識し、生物多様性の保全に取り組んでいます。
2010年「日本経団連生物多様性宣言」パートナーズに参加し、この宣言に沿った取り組みを可能な限り行ってきました。
本業であるプラスチック製造業では、環境負荷の低減が生物多様性の保全に貢献することが基本であり、省エネによるCO2排出削減、廃棄物削減、化学物質の適正管理など全社的な環境保全に取り組んでいます。
さらに宣言に基づく取り組みとして、常葉大学の山田辰美教授にご指導をお願いして静岡工場の敷地内にビオトープ「憩いの杜」を設置し、2017年4月より一般公開を開始しました。
この「憩いの杜」には、ビオトープを所有している先輩企業様から分けていただいた古代ハスの「大賀ハス」をはじめ、静岡県絶滅危惧種指定の「ミナミメダカ」や、虹色に輝く羽をもつ「ヤマトタマムシ」、青くきれいな「カワセミ」、秋の七草である「オミナエシ」や「フジバカマ」、「ナデシコ」など、昔から志太平野に生息していた多様な動植物が生育・生息できる環境を保全しています。 また、ビオトープ内を流れる水は工場排水を排水処理施設により無害化したものです。
今後、訪れたお客様や地域住民の方々に生物多様性の大切さに触れていただき、日本の原風景である「里山」を感じて頂ければ幸いです。環境意識を高める場、あるいは環境教育の場としてご活用していただくことを目指しています。是非ご活用いただきますようお願い申し上げます。