コーポレート研究(プロセス)
2013年入社
自然科学研究科 機械システム工学専攻修了
入社以来、現在までコーポレートエンジニアリングセンターに所属し、工場設備の新規設計・改造等の業務を担当しています。2015年にマレーシアのSNC工場に1年間派遣され、新規製造ライン立ち上げ準備を行ってきました。
研究室の教授から、住友ベークライトを推薦されました。樹脂などの開発と製造を行う化学メーカーですが、専攻してきた機械工学の知見を重要な業務で存分に活かせるという説明に、まずは興味を抱きました。また、研究室の先輩も数多く在籍していると聞いた上に、さらに会社の歴史や事業概要、仕事自体についても魅力的な内容を紹介してもらったこともあり、入社を決める際に安心感や期待感がありました。
現在の業務は、自社の工場で使用する生産設備の設計・発注・改造・試運転等です。設備の設計については要求部署と話し合いながら進めていきますが、本当に必要としている内容をうまくヒアリングして行う必要があります。また、安全面への配慮も求められ、操作性と安全性を考慮した設備設計が出来るように取り組んでいます。設計した設備を設備メーカー発注し、予定していた通りに設置して、早期に安定稼働させるといったスケジュール管理面も仕事のひとつです。
私の仕事は社内で使用する設備の設計や導入、改造であることから、お客様にあたるのは社内の製造部や研究部です。安全で使いやすい設備を導入した時に、実際に使用する社員から「ありがとう」と言われるとやりがいを感じます。逆に、設備の導入後「ここが使いづらい」「本当はこうして欲しかった」という感想は貴重な意見。次回に設備を導入する時の大きな知見になります。このような経験を積み重ねて知識を増やせるのがこの仕事の魅力です。
2015年に、マレーシアの工場に派遣されました。最初は現地の仲間とのコミュニケーションに苦労しましたが、最後の方は現場の意見も聞けるようになりました。国が違えば宗教も異なり、仕事中でもお祈りの時間があったり、断食があったりするなど、自分の価値観が変わりました。しかし、より良い設備の導入が生産力に直結するのは場所が変わっても同じであり、海外の仲間と心を一つにして生産ラインを立ち上げた経験からは、たくさんのことを学びました。
まだまだ知識不足である点が多く、先輩社員に教えてもらいながら仕事を進めています。一人では仕事を進められないケースもありますが、少しでも多くの知識を先輩たちや現場から吸収し、誰にでも安全で使いやすい設備の導入を行えるようになるのが当面の目標です。また、最終的には獲得してきた知識を多くの後輩に伝えられるようになり、住友ベークライトの設備エンジニアリングに関する技術の伝承を担っていきたいと考えています。
若手社員のうちから重要な案件を任せてもらえるので、貴重な経験を多く積めるのが住友ベークライトのエンジニアリング部門の魅力だと思います。もちろん放って置かれる訳ではなく、部署の上司や先輩社員が適宜フォローしてくれます。「こういう設備が作りたい」「色々な技術を習得したい」という向上心を持っている方や、設備エンジニアとして周囲から認められる存在となるような自己実現をしたい方には、ぜひおすすめしたい会社です。
とても風通しの良い職場だと思います。分からない事があれば、上司・同僚・後輩関係なく質問しやすい雰囲気があります。また、電気設計や機械設計などに関するエキスパートや、現場で長く経験を積んできたオペレーターなど、色々な経験をしてきた先輩が多いので、分からない点や困ったことがあればその方面に明るい先輩とすぐに相談する事が出来ます。その一方で、冗談を言って笑い合うことも多く、仕事のしやすい環境です。
私は学生の頃から硬式テニスを続けていて、会社の先輩や後輩たちと休日や仕事終わりにコートで汗を流しています。また、会社に入ってからはバレーボールのサークルにも誘ってもらい、主に週末の夜にプレーしています。スポーツだけではなく、その他にもボードゲームをしたり、飲みに行ったりして、会社の仲間たちと社会人生活を楽しく過ごしています。