プラスチックのパイオニア

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細胞回収用遠沈管 ステムフル® 実験例
小腸オルガノイドのシングルセル回収における比較試験

再生医療研究が発展し、臓器移植の代替法としてオルガノイドを用いた細胞移植療法が近年注目されています。オルガノイドを患者の体内に移植することで、本来の臓器と同様の機能を発揮することが期待されています。機能的な臓器を再生するために、移植するオルガノイドは一定の数が必要で、継代などで増やす必要があります。また、オルガノイドからシングルセルを作製しシングルセル解析を行うことで、がん等の疾患の発症メカニズムの解明や新たな治療法の開発に貢献する可能性を秘めています。オルガノイド研究が進歩する中で、オルガノイドの継代やシングルセル解析で希少な細胞を効率よく回収したいという声が高まりつつあります。

データ提供:慶応義塾大学医学部医化学教室 教授 佐藤俊朗先生

実験条件

試料 :   患者由来小腸オルガノイド
試料数 : n=3
容器 : ステムフル®遠沈管15mL(品番: MS-90150)
一般遠沈管15mL
測定方法 : 小腸オルガノイドを細胞解離酵素を用いてシングルセルに解離したのち、無血清培地で洗浄後の細胞数を計測。
一般遠沈管の回収率を100%として換算して比較。
ステムフル®は一般遠沈管に比べ細胞吸着による細胞ロスが少なく、貴重な細胞の回収率向上に貢献


ステムフル®は一般遠沈管に比べ細胞吸着による細胞ロスが少なく、
貴重な細胞の回収率向上に貢献します。